[Azure]VMインスタンスを作成しSSH接続してみる(Azure CLI)

投稿者: | 2025年7月8日

こちらの記事ではAzure Portalを使用して、AzureにVMを立ててローカルPCからSSH接続しました。

今回はAzure CLIを使用して、同様の操作をCUIで完結したいと思います。

Azure CLIのインストールとログイン

Microsoftのサイトから、Azure CLIをインストールします。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/cli/azure/install-azure-cli-windows?view=azure-cli-latest&pivots=winget

コマンドプロンプトから次のコマンドを実行し、ログインします。

az login --tenant <テナントID>

Microsoftアカウントのサインイン画面が開きますので、アカウントを選択しログインします。

リソースグループの作成

次のコマンドでリソースグループを作成します。

az group create --name myResourceGroup --location japaneast

ここではリソースグループ名を「myResourceGroup」、リージョンをjapaneast(東日本)にしています。

コマンド実行が終了すると、Azure portalからもリソースグループが作成されていることが確認できます。

VM(仮想マシン)の作成

VM(仮想マシン)を作成します。接続用のSSH鍵は、この中で一緒に作成してしまいます(–generate-ssh-keysオプション)

az vm create `
  --resource-group myResourceGroup `
  --name myVM `
  --image Canonical:0001-com-ubuntu-server-jammy:22_04-lts-gen2:latest `
  --admin-username azureuser `
  --generate-ssh-keys `
  --size Standard_B1ls `
  --location japaneast

暫く待つとコマンド実行が終了し、Azure portalでもVMの作成を確認できます。

グローバルIPアドレスの取得

VM作成後にjson形式で情報は出ますが、改めてVMのグローバルIPアドレスを取得したい場合は次のコマンドを入力します。

az vm show `
  --resource-group myResourceGroup `
  --name myVM `
  --show-details `
  --query "publicIps" `
  --output tsv

SSHで接続

PowerShellで以下のコマンドを実行します。

ssh -i <ssh_key_path> azureuser@<ip_address>

<ssh_key_path> は、VM作成時に生成された秘密鍵ファイルのパスを設定します。

<ip_address> には、前項で確認したVMのグローバルIPアドレスを設定します。

成功すると、次のメッセージと共にVMにログインできます。

Welcome to Ubuntu 22.04.5 LTS (GNU/Linux 6.8.0-1030-azure x86_64)

 * Documentation:  https://help.ubuntu.com
 * Management:     https://landscape.canonical.com
 * Support:        https://ubuntu.com/pro

リソースの削除

課金を抑えるため、最後にリソースグループごと削除しておきます。

az group delete --name myResourceGroup --yes --no-wait

※強制的に全てのリソースを削除するため要注意