Spring Boot を試してみるため、STS(Spring Tool Suite)をインストールします。
また、その後にブラウザに”Hello!!”と表示するプロジェクトを作成してみます。
使用した環境は、Windows 10 Home 64bit と、STS 3.9.2 です。
まずはSTSのダウンロードから。https://spring.io/tools3/sts へアクセスします。
上記赤四角の「DOWNLOAD」ボタンをクリックするとダウンロードが始まります。
ただし64bit Javaを使用している場合は、以下の選択画面から64bit版をダウンロードする必要があります。この画面へは、上記赤四角の「See All Versions」リンクをクリックすることで遷移できます。
64bit環境なのに32bit版をダウンロードしてしまうと、起動時に次のようなエラー画面が出て起動しないので注意が必要です。
Java was started but returned exit code= 13
ダウンロードが終わったら、適当な場所に解凍して、sts-bundle\sts-x.x.x.RELEASEフォルダにあるSTS.EXEを実行してみましょう。
するとこのようなロード画面が現れた後に・・・
中央にデフォルトでこんな画面が表示されます。「CREATE SPRING STARTER PROJECT」をクリックします。
とりあえずデフォルト状態で開始してみましょう。二つ目の画面で「Web」を選択する以外、基本的に変更しません。
するとすぐにProjectと、それに付随するクラスファイルが作成されました。
すぐに実行してみます。プロジェクトを右クリックし、「Run As」から「Spring Boot App」をクリックします。
Console画面が表示され、サービスが起動しました。
ブラウザを立ち上げて、http://localhost:8080 へアクセスしてみましょう。
package com.example.demo; import org.springframework.boot.SpringApplication; import org.springframework.boot.autoconfigure.SpringBootApplication; import org.springframework.web.bind.annotation.RequestMapping; import org.springframework.web.bind.annotation.RestController; @SpringBootApplication @RestController public class MyBootAppApplication { public static void main(String[] args) { SpringApplication.run(MyBootAppApplication.class, args); } @RequestMapping("/") public String sayHello() { return "Hello !!"; } }
変更箇所としては、クラス定義の直前に@RestControllerアノテーションを付与し、さらにルート”/”へのアクセスに対応するように、@RequestMapping(“/”)アノテーションを付けたメソッド「sayHello()」を追加しました。
この状態で再度アプリケーションを実行してみます。コンソールでサービスを停止してから再起動し、再びブラウザでhttp://localhost:8080へアクセスしてみます。
ブラウザに”Hello !!”と表示させることができました。