Google Chartsで複数種類のグラフを配置する

投稿者: | 2021年1月21日

一つのWebページ上で、複数の異なるグラフを表示したいシーンは少なくありません。

基本的には、描画したいグラフごとに関数を定義し、それぞれをコールバックに指定することで事足ります。

が、描画したいグラフの種類によっては、ロードする際に複数のパッケージを指定するなど、若干の注意を要する箇所もあります。

Google Charts で複数種類のグラフを描画するやり方を、”Timeline”と”Pie Chart”の例で記載します。

描画したいグラフを確認する

まずどの種類のグラフを描画するかを確認します。

というのも、描画するグラフの種類によって、ロードするパッケージが変わってくるからです。

“corechart”パッケージは以下の種類のグラフをカバーしているので、この範囲に収まるのであれば、”corechart”だけでOKです。

  • bar(横棒グラフ)
  • column(縦棒グラフ)
  • line(線グラフ)
  • area(面グラフ)
  • stepped area(階段状の面グラフ)
  • bubble(バブルチャート)
  • pie(円グラフ)
  • donut(ドーナツグラフ)
  • combo(複数グラフの組み合わせ)
  • candlestick(ローソク足)
  • histogram(ヒストグラム)
  • scatter(散布図)

これらのグラフ以外を使用する場合は、ロードするパッケージを複数指定することになります。

グラフに合わせてパッケージをロードする

表示したいグラフが「棒グラフ」と「円グラフ」のように、”corechart”パッケージに収まる範囲であれば、”corechart”をロードするだけで事足ります。

もし”corechart”に含まれないグラフ、例えば”Timelines”などを入れ込みたい場合は次のように複数のパッケージをロードします。

グラフごとに関数を定義する

描画するグラフそれぞれでfunctionを定義し、各々をコールバックに指定します。

例えばTimelineとPie Chartといった2つのグラフを描画したい場合は、コードのアウトラインとしては次のようになります。

ソースコードと実行結果

最後に、定義したグラフをhtmlのbody部に配置します。

ソースコード全体としては次のようになります。

 

上のコードでは次のようなグラフを描画しています。